「つまんない」素晴らしさ

「つまんない」と傍にいる子どもに言われたら、どう感じるだろうか。

 

もう常連さんになっている1人の少年が、前回の開催で来て早々に「つまんない」。

わたしは内心「よしよし、いいぞ」とニヤニヤ。

「つまらない」ということは、自分が「楽しい」と思えるように工夫するための第一歩。

 

「つまんない」と言った少年に、

「つまんないか。どうしようね」と一緒に楽しいことを探す人、

「そうなの?私はこれが面白くて!!」と自分の遊びを楽しんでいる人、

「あらーそうなのね」とそっと見守る人・・・

いろんな関わりがあるけれど、

「自分で見つける面白さ」を奪うことはしたくない。

 

「これやってみたら?」「こんなことしようよ!」と言っても、

その楽しみを自分で見つけたのでなければすぐにつまらなくなる。

それ以上に、またつまらなくなったとき、「誰かが楽しいことを与えてくれる」と思ってしまう。

それってもったいない。

楽しいことを、どんどん求めていくところに、わくわくがたっぷりあるのに!

 

「つまらない」って素晴らしい。

「つまらない」を大切に思える大人でありたい。

いろんな感情が、子どもたちを、人を、

深く大きくする。