「だめ」という言葉を、やめてみませんか。

「ダメ」という言葉を、もぐらの冒険で過ごす時間だけでも、やめてみませんか?



例えば我が子が、一緒に遊んでいる子のものを取ったら、「だめでしょ!返しなさい!」と声をかける大人が多いだろう。


逆に、我が子が持っているものを、一緒に遊んでいる子に取られたら・・・「いいじゃないの、貸してあげなさい」と声をかける。


でもこれって、矛盾している。

”自分の子だから言えること”ということは分かるけれど、我が子の気持ちを大切にしていると言えるだろうか?


自分がやりたいことを実現させようとしたときに、相手のやりたいことと一致するとは限らないし、相手に不快な思いをさせてしまうかもしれない。

それは「悪」でも「善」でもない。

つまり、取ることが「悪」なのでも、貸すことが「善」なわけでもないのだ。

ただ、相手と自分の想いが、うまく噛み合っていないだけ。

そう思うからわたしは、「使いたいよね。でも○○ちゃんも使いたいんだって。どうしようか?」と声をかける。


「一緒に考える」。

そのことが自分の想いを自覚すること、相手の想いを知ること、お互いにとって何がいいか考え選択すること、「誰かと共に生きていく力」を育てていくと思うのだ。


「だめ」とか「いい」とか、そんな大人の価値観で伝えるのではない関わりを、もぐらの冒険では大切にしている。


普段の生活ではそれができる余裕はないかもしれない。

だって、ご近所さんの目や、社会の価値観が気になることも多いだろうから。


でも、「子どもにとって幸せ」な関わりをしてみたら、大人も幸せになれるかもしれないから…


大人もみなさん、少しずつでいいから、

もぐらの冒険で過ごしている時だけでも

「だめ」を封印して、「善」「悪」で区別するのではない関わりを、ぜひ。